緑内障の治療について紹介します。
1、点眼薬を優先するが、眼圧降下が十分ではない場合には内服薬を併用する。
一過性に下げる必要がある場合には、点滴療法を選択する場合もある。
2、基本的には眼圧を低下させることにより、視神経線維の傷害防止を目的として、使用される。
また視神経の保護効果を認める薬剤も見つかっており、その目的もあって使用されるものもある。
3、治療薬は視野障害の進行を抑えるために使用するが、失った視野を完全に治癒することはない。
1、レーザー虹彩切開術: レーザーで虹彩周辺部に小孔をあけて隅角が閉じないようにする治療。
急性あるいは慢性閉塞隅角緑内障が発症した場合に薬物療法に優先して/平行して選択される。
レーザーでは虹彩切開できない症例に対しては「観血的虹彩切除術」か「白内障手術」を施行する。
最大の合併症は角膜内皮細胞の減少で、切開術施行後数年経ってから角膜内皮細胞の減少により角膜混濁が起こることがあり、角膜移植や角膜内皮移植が必要になる。
2、レーザー線維柱帯形成術(ALT; Argon Laser Trabeculoplasty
SLT; Selective Laser Trabeculoplasty) 隅角部にレーザーを照射して眼圧を下げる治療。
入院が不要など負担は少ないが、施行された中で眼圧が下がるのは約70%であり、効いたとしても眼圧降下作用は小さく、時間が経つにつれてその効果は減弱する。
したがって外科手術に代わるものではない。
手術を希望しない、高齢、点眼するのを忘れがち、副作用のため点眼が困難な場合などにおこなわれる。
SLTは効果が減弱したときに再度施行できる。